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发信人: januswon(ジャネス) 整理人: ccu13650(2002-01-25 12:47:09), 站内信件 |
| いしょに日本語を楽しもう
週刊にほんごパラダイス より （http://www.alc.co.jp/jpn/） ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol. 35（2002年１月24日発行） 特集「情報誌の日本語は○？」 言葉は生きている、って感じたことありませんか？ ちまたに溢れる情報誌。自分で購入するしないは別として、男性誌、女性 誌、タウン誌などなど、だれでもどこかで手にとっている身近なモノ。その中 でライターという仕事をするようになって感じたことが、冒頭のそれ。新しい 情報を、ときには無理やりにでもひねり出し、発信する側になって思った。 情報誌ならではの言葉遣いというのがある。例えば「人気のゴールドアイテ ムを手に入れよう！」と書きたいが指定された字数をオーバーしてしまうと き、文末を「ゲット（GET）」に置き換える。「人気のゴールドアイテムをゲ ット！」にすると、３文字減る。この差は大きい。同じ調子で「～がおすすめ です！」としたいところを「～がグッド！」と締めくくる。ここまでなら、ま あいいとしよう。ところが、ここ数年で文末の「グッド」が「○」や「◎」に 置き換わるようになった。つまり「今年はゴールドが○」という感じ。これが 日本語の文章か！？ と、最初は戸惑ったが、決められた字数で情報満載にし ようと思えばナンだって使うし、みんなやっていることだからと自分を納得さ せた。雑誌によっては文末の「○」を却下してくる編集長がいたが、１年もた つと「他誌でもやっているから」とOK。慣れって怖い。 新しさを演出するために、勢いのある言葉を選ぶのは情報誌にとって最も大 切なこと。さしずめ、「選ぶ」という言葉より「セレクト」の方が「グッド」 ということかもしれない（笑）。今を映す情報だからこそ、「ノリ」が重視さ れるというのも事実。しかし、ライターのひとりとして、その「ノリ」で書い た特集の掲載号が90万部売れたと後に聞いたときにはブッ飛んだ。いえ、驚き ました。しかも読者ターゲットは10代～20代前半の若者たち。新しい情報を楽 しく提供することはワクワクすることとはいえ、「果たしてこれでいいのか」 と思った瞬間でもあった。日本語が乱れていると言われて久しいけれど、もし かして私って、微々たる存在ながらそれに加担してはいないだろうか、と。話 題になれば、その情報は別の媒体に取り上げられ、知らないところでどんどん 広がっていく……。その場しのぎで使った言葉がスタンダードになっていたり して。 母語なる日本語だからこそ、新語や造語を考えるのはたやすいし、今という 時代を斬るのに守りに入ってはつまらない。一度誕生した言葉は成長していく 可能性を秘めている、という現実をポジティブにとらえて、心に残るステキな 言葉を意識して拾っておきたいものです。自戒をこめて。（ようこ） ---- 「日本語なんでも>」 「日本的不思議」 「奇猴日本風」 「巴哈姆特光荣版」  |
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