发信人: takako()
整理人: vlai(2000-06-06 16:58:52), 站内信件
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#1 Prologue (Jun.2)
1899年シシリー、没落貴族の屋敷。
一族に残ったのは主である老人独り。
かつての栄華は見る影もなく消え失せ、唯ひとり寄り添って世話をする執事が いるばかり。
自らの悲運を嘆き、目前の死を明確に意識した孤独な老人は、1本の短剣に10 0年の呪いをかけた。
「今から100年の後、この1本の短剣がこの世の終末をもたらすように...」
この短剣の100年の運命に立ちはだかる者は皆、
自らの意志とは反対に人を殺めてしまうという。
主人の企みに気付いた執事は、この呪われた短剣を人知れず
処分してしまおうと手に取った。
だが、すでに短剣にこめられた呪いは始まっていた。
長年にわたりひたすら仕え、敬愛してきた主人の胸に短剣を突き立てる執事。
直前に主人の耳元で囁いたのは、その行為とは裏腹に
自分がいかに貴方を尊敬し、またその下で仕えた自分の人生を誇らしく思って いたかという、愛に満ちた言葉であった。
#2 Long Preview(Jun.9)
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#3 From London to Warsaw(Jun.9)
1927年ロンドン アンティークショップ。
この店の主人のもとにイタリア人の古物商がやってきたのは、20年程前のこと だった。
シシリーの名のある旧家の調度品というふれ込みでその魅力的な品々に惹かれ た店主は多くの品を引き受けることにした。
その大部分はすぐに買い手がついたが、この短剣だけは、客達の目にとまるこ ともなくその日まで小引き出しの中に収められた銀の小物たちと一緒に残って いた。
ある午後の昼下がり、店主はいつものように長年愛用の眼鏡の汚れを拭いなが ら店の奥に座っていた。
ふと気づくと一組の男女が店内を見まわしていた。
男の客の方が小引き出しの中のものに興味をもっている気配を感じて店主はゆ っくり眼鏡をかけ、顔を見ようとした。
視力の衰えなのか眼鏡をかけてもぼんやりとしていた二人の様子がやがてはっ きり見えてきた。
そして次の瞬間、男が抱き寄せたはずの女が床に崩れ落ちる姿がみえた。
自らの行為が信じられないかのように、店主をみつめる男の顔。
何事が起こったのかと目を凝らす店主。
店主は20年前にイタリア人の古物商が話していた短剣の逸話を思い出した。
その後、骨董屋は店を閉めてしまい、店主の行方も短剣の行方も知るものがい なくなってしまった。
1940年ワルシャワの森。
少年には今自分の周りに降り注ぐ不幸な戦いの意味など知る由もなかった。
ただ、暗黒に向かう重苦しい時代の空気ははっきりと感じ取っていた。
少年は空腹を紛らわすため食べるものを手に入れようと訪れた森の中で、背中 に短剣を突き立てうつぶせに倒れている敵国の兵士を見つけた。
見上げた空には飛来する無数の戦闘機。
時代の大きなうねりに呑み込まれてしまいそうな、ちっぽけな自分の人生。
何故、人は、愛するものを失うかもしれぬことを止めぬのか‥‥‥
#4 HongKong(Jun.16)
1964年香港 九龍島。
男には、占い師から聞いた忘れられない話があった。
この世を滅ぼす宿命を負った短剣。
その短剣がこの街にあると・・・
それはとても恐ろしい話であったが、男はどうしても手に入れたかった。
それさえあれば、このつまらない毎日から抜け出せる、自分の力で世界を変え てみせることが出来る。そう信じていた。
盗みをはたらいて追いかけられるのには慣れていた男であったが、その日は訳 が違っていた。
追手は街を裏で仕切る組織の人間達であり、男の命を狙っている。
どのくらい逃げただろう、占い師のもとへ匿ってもらおうと必死に階段をかけ 登った。
だが、占い師は留守。隠れる場所がなくなってしまった。
追手が向かってくるのを感じてとっさに男は一人階段で遊んでいた少女に拳銃 を押し当て「ここには誰もいない」と答えさせた。
追手は少女の言葉を信じ、そのビルから去っていった。
ほっとしたのも束の間、男は背中を刺し貫く痛みに体中の力が抜け落ちていく のを感じた。
男の命を奪った短剣が、まさか彼が心から手に入れたいと願っていたあの占い 師が話してくれた短剣だとは知らずに・・・
#5 From Chicago to New York(Jun.23)
1972年 シカゴ 郊外の住宅。
母親に叱られて、家の前をひとり三輪車を走らせていた男の子。
光るものに目をとめると、そこには短剣があった。
庭先から母親が呼んでいる声が聞こえてきた。
男の子は思った。
偶然見つけたこの光るものを見せたら母親はきっと喜んでくれるだろうと… 短 剣を拾い、再び三輪車を母のいる庭へ走らせた。
初夏の日差しで暖かな午後、庭に眠るように横たわる母…
1999年 ニューヨーク 35丁目路上。
男はガラクタを集めてきては路上で売って暮らしていた。昼過ぎになって店を ひろげようと35丁目のいつもの場所に着くと古びた短剣が、男がいつも座って いるところに置かれていた。
ラッキーなことに「商品」を得た男は、その短剣を手に取った。
その瞬間、自分には覚えのない幾つもの光景が目まぐるしく男の脳裏を駆け巡 った。
母親と子供、 階段で倒れる男と少女、少年と兵士、骨董屋の男と女、年老い た主人と執事。
そして男は、この世の者とも思えぬ悪意に満ちた老人の声をはっきりと聞きと った。
「今から100年の後、この1本の短剣がこの世の終末をもたらすように…」
男の脈拍は血管を破裂させんばかりに上がり、荒々しい感情が男の胸に渦巻い た。
この短剣には記憶がある100年の不吉な記憶…
頭の中にもう一人の老人の声が聞こえてきた。
そして男に囁いた。
「呪いを解くために『最後の男』にこの短剣を渡しなさい。」
それから男はその囁きに憑かれたように「男」を待った。
来る日も来る日も、もう一人の老人が「最後の男」と呼ぶ男が来るのを待った 。
そしてその「男」はやってきた。
その「男」は並べてあるガラクタには目もくれず、短剣だけを見つめながら、 お札を握った手を差し出すと、その短剣を受け取って直ぐに立ち去った。
1999年、あれから100年が経っていた。
END
-- あああああ~~~~~~~~、SPEED かわいね!!!hyde やさし!!
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